K3009682いやぁ、このサイト、びっくりするくらい更新頻度が低いって事に気がついたんで、少しマメに更新します。(本気)

こちらをご覧の方はご存知だとは思いますが、今回、初めて自分のアルバムをリリースするという事になりました。以前、バンドで録音したのがもう15年位前だと思うので、ある意味、本当に久しぶりに「売る」ものを真面目に録音したわけです。録音の一部は手伝って貰いましたが、まぁ、ほぼ一人でやりました、ミックスダウンまで・・・。

でもこれまではどうにも自宅の録音機材で自分一人で作ったものをお金を払って買って頂くって事に正直、心のどこかで疑問があって、家で録音したものは、基本的に無料で配布するような形をとってたんですね。それに関してはやっぱりあの録音だと妥当な形だったと思います。

だって、自分のよく聴く海外の方のCDは輸入版だとほぼ2000円以下、それでいて素晴らしい内容、素晴らしい音・・・。ね?なんか、売るという事にかんして考えちゃうのが普通だと思うんですけど・・・変ですかね?

では自分の中で何が変わって今回、創る事にしたのか?って?それは・・・まぁ、もちろん細かい心境の変化も多々ありますが、主なところは機材の進歩が要因です。これは現在、自分が生きて行く糧になってる映像とかの分野でも同じなんですけど、自宅でも、かなり自分で”良い”と思えるような音で録音出来るように、機材が進歩してきたんですよね。しかも個人でも手に入るような価格のものでもそれなりのクォリティになる・・・というちょっと恐ろしい時代になってきたんです。

もちろん、ちゃんとしたスタジオでエンジニアさんの元で録音されているものには敵いませんし、録音されている音楽の良し悪しに、その音自体の良し悪しは全く関係ないんですけど、「売る」=「製品」として考えると、やっぱり関係ありますよね?だってお金貰うんですもん・・・。(笑)

そんな感じで昨年の初め位に色々と考えて「んじゃつくってみようかな?」と思い至ったわけなんです。途中、色々あったんでかなり完成まで時間はかかっちゃいましたけどね・・・。

ちなみに、よくある話なんですが、自分のことを知らない人にあんたの作った音楽はどんなもんなのか?という質問をされた時とかに結構、困るんですよね。アマチュアの方でもこういう音源を発売する際に、「会心の出来です!これ以上ないものができました!みなさんの心に届くはず!真心こもってます!」なんて事を自分で言っちゃったりするじゃないですか?(確かに20年位前まではそんな風に思う事もできたかも?アホだったし・・・)

えーと・・・ぶっちゃけそんなの自分には無理。(笑)自信がないものを売るなと言われそうですが、そういう事ではなく、さっきも言ったように大好きな海外のミュージシャンのみなさんと較べちゃいますもん!物凄く客観的にね。なんで自信がない訳じゃないんですが、でもその手の自分を売り込むセールストーク?ができないという難儀な性格は出来ればなんとかしたい!でも、まぁ、無理だな・・・。

以前、プロの方に「もうちょっとアーティストっぽく振舞えば?」って言われたことがあるんですが、心の中で「ほっとけ!」って思っちゃったし・・・。(笑)

という事で考えてみれば「今、自分にできることを手を抜かず全部やりました!」が唯一、心から正直に言えることなんで、気が向いたら是非聴いてみてくださいね。こちらから試聴できます!それで気に入ったら買ってやってください!次回は友達のいない自分に、このCDをつくるのに色々と手を差し伸べてくれた方々のお話でもしようかなぁ(笑)